ニュピ

バリではふたつの暦(ウク暦、サカ暦)に従って人々が生活している。ニュピはサカ暦(月の満ち欠けによって決まる)によるバリの新年。この時期、地獄の主神ヤマが悪霊の国を掃除するため、悪霊たちはバリに逃れてくるのだという。そのため人々は、島中を浄化する必要があると考えている。

 

ニュピの祭りは、前々日から始まる。この日は、寺院の御神体などを海辺に運んで清める儀式が行われる。浜辺にいると村ごとに御神体、お供えを持った行列が次から次へとやってくる。クタやレギャンやサヌールで、浜辺にいる観光客など目に入らぬかのように延々この儀式が行われる。
次に前日。村々の辻には悪霊へのお供えが置かれる。夜はオゴオゴと呼ばれる山車が町中を練り歩き、人々は松明を焚き、楽器を鳴らし、供物を食べた悪霊に、もう危害を加えることなく立ち去るよう促すのだ。
そしてニュピ当日。この日は悪霊が去るのを瞑想して待つ日だ。いかなる活動もしてはならず、人々は家の外へ出ることも禁じられる。火を起こすことも、家の中で遊ぶことさえも禁じられている。バリ中が静寂に包まれる日で、観光客とて例にもれない。ホテルから出ることはもちろん、夜に電気をつけることさえ禁じられている。大きなホテルではレストランなどが宿泊客
のために営業するが、安宿に泊まっている人は、宿から外へ出られないため食事をする場所がない。そのため、前日に保存食料を買い出ししておく必要がある。
なお、島内交通は一部許可証を持った車のみが通行可能。ちなみに「禁」を破って外出すると旅行者でも逮捕される。

 

 

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